ORACLE/Oracle Database 11g

Oracle Database 11g インストール

Oracle Database 11g をLinuxにインストールする手順をまとめます。

ここではCentOS 5.0にインストールしていますが、その他のディストリビューションでほぼ同様です。

Oracle Database 11gが動作するための最低限の環境設定になりますので、インストールするオプションによっては追加の設定が必要になる場合もあります。

CentOS 5.0のインストール

CentOSのオフィシャルサイトよりCentOS 5.0をダウンロードしてインストールします。

物理メモリは最小で1GB?

物理メモリのサイズに応じて、swapの空き領域として必要なサイズ指定されます。

物理メモリ必要空きSwap領域
257MB~512MB物理メモリ x 2
513MB~2048MB物理メモリ x 1.5
2049MB~8192MB物理メモリ x 1
8193MB~物理メモリ x 0.75

※物理メモリ =

cat /proc/meminfo | grep '^MemTotal' | awk '{print $2}'

※必要空きSwap領域 =

free -m | grep Swap | awk '{print $4}'

インストール時のインストールパッケージの選択では、「今すぐカスタマイズする」を選択して、パッケージの個別選択をする画面で、以下のオプションだけを選択しています。

デスクトップ環境
GNOMEデスクトップ環境
アプリケーション
エディタ
グラフィカルインターネット(firefoxのみ)
開発
開発ツール
ベースシステム
X Window System
ベース
言語
日本語のサポート

SELinuxやポートフィルタについては、必要に応じて適切に設定してください。(ここでは、それは無視しています。)

CentOS 5.0の不足しているパッケージをインストール(user : root)

前述のインストールオプションでは、パッケージが不足しています。下記のパッケージを追加でインストールしてください。

compat-libstdc++-33-3.2.3-61
elfutils-libelf-devel-0.125
libaio-devel-0.3.106
sysstat-7.0.0
unixODBC-2.2.11
unixODBC-devel-2.2.11
yum install compat-libstdc++-33 elfutils-libelf-devel libaio-devel sysstat unixODBC unixODBC-devel

結局まだパッケージに不足がありgcc-c++pkshのインストールが求められる。

OSグループとユーザーの作成(user : root)

oinstallグループ、dbaグループとoracleユーザーを作成し、oracleユーザーにパスワードを設定します。

groupadd oinstall
groupadd dba
useradd -g oinstall -G dba oracle
passwd oracle

kernelパラメータの設定

kernelパラメータの要件は以下の通りです。

パラメータ 	値
semmsl 	250
semmns 	32000
semopm 	100
semmni 	128
shmall 	2097152
shmmax 	物理メモリの半分か、
4GB - 1byteの小さい方
shmmni 	4096
file-max 	512 * PROCESSES
ip_local_port_range 	1024–65000
rmem_default 	4194304
rmem_max 	4194304
wmem_default 	262144
wmem_max 	262144

これにあわせてkernelパラメータを変更します。

CentOS 5.0では、

semopm
file-max
ip_local_port_range
rmem_default
rmem_max
wmem_default
wmem_max

が要件を満たしていません。

/etc/sysctl.conf ファイルの修正(user : root)

末尾に以下を追加します。

kernel.sem = 250 32000 100 128
fs.file-max = 65536
net.ipv4.ip_local_port_range = 1024 65000
net.core.rmem_default = 4194304
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 262144

変更したsysctl.confを有効化(user : root)

sysctl -p

/etc/security/limits.conf ファイルの修正(user : root)

末尾に以下を追加します。

oracle soft nproc 2047
oracle hard nproc 16384
oracle soft nofile 1024
oracle hard nofile 65536

/etc/pam.d/login ファイルの修正(user : root)

末尾に以下を追加します。

session required /lib/security/pam_limits.so
session required pam_limits.so

/etc/profile ファイルの修正(user : root)

末尾に以下を追加します。

if [ $USER = "oracle" ]; then
    if [ $SHELL = "/bin/ksh" ]; then
        ulimit -p 16384
        ulimit -n 65536
    else
        ulimit -u 16384 -n 65536
    fi
fi

ORACLE_BASEディレクトリの作成(user : root)

ORACLE_BASEディレクトリは、Oracleソフトウェアのインストール先のトップレベルのディレクトリです。

ex.)

mkdir -p /opt/oracle/app
chown -R oracle:oinstall /opt/oracle
chmod -R 775 /opt/oracle/app

データファイルディレクトリリカバリファイルディレクトリの作成(user : root)

ex.)

mkdir /opt/oracle/oradata
chown oracle:oinstall /opt/oracle/oradata
chmod 775 /opt/oracle/oradata

oracleユーザーの環境設定(user : oracle)~

~/.bash_profile ファイルの修正

末尾に以下を追加します。

umask 022
export ORACLE_BASE=/opt/oracle/app

現在のターミナルでもこの設定を有効にします。

 . ~/.bash_profile

Oracle Database 11g のインストール

Oracle Database 11g インストールファイルの解凍(user : oracle)

Oracle Database 11gのインストールファイル(zip形式)をOTNからダウンロードした場合は、そのファイルを解凍します。

unzip linux_11gR2_database.zip

Oracle Universal Installerを起動(user : oracle)

database/runInstaller
   インストール方法の選択画面
   適切なインストールタイプを選択してください。今回は「拡張インストール」を選択して進めます。
   基本インストールの場合でも、「初期データベースの作成」のチェックははずして、インストール後にデータベースを作成することをお奨めします。
   インストール方法の選択画面
   インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定画面
   基本的に変更する必要は無いでしょう。
   インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定画面
   インストールタイプの選択画面
   今回は「カスタム」を選択します。
   インストールタイプの選択画面
   インストールの場所画面
   基本的に変更する必要は無いでしょう。
   インストールの場所画面
   製品固有の前提条件のチェック画面
   Oracleのインストール要件を満たしているかのチェックがされます。
   ここで警告などの結果になったものは、その問題を解消してから「再試行」してください。
   製品固有の前提条件のチェック画面
   使用可能な製品コンポーネント画面
   インストールしたいコンポーネントを選択してください。
   使用可能な製品コンポーネント画面
   今回は、以下のコンポーネントを選択しました。
   □ Oracle Database 11g 11.1.0.6.0
       ■ Oracle Database 11g 11.1.0.6.0
       □ Enterprise Edition Options 11.1.0.6.0
           ■ Oracle Partitioning 11.1.0.6.0
           ■ Oracle Real Application Testing 11.1.0.6.0
       □ Oracle Net Services 11.1.0.6.0
           ■ Oracle Net Listener 11.1.0.6.0
       ■ Oracle Call Interface (OCI) 11.1.0.6.0
       ■ Oracle XML Development Kit 11.1.0.6.0
   権限付きオペレーティング・システム・グループ画面
   基本的に変更する必要は無いでしょう。
   権限付きオペレーティング・システム・グループ画面
   データベースの作成画面
   今回は「データベース・ソフトウェアのみインストール」を選択します。
   権限付きオペレーティング・システム・グループ画面
   サマリー画面
   設定したインストールオプションを確認しましょう。
   サマリー画面
   インストール画面
   Oracle Database 11gをインストール中です。時間がかかりますが、ガマンして待ちましょう。
   インストール画面

構成スクリプトの実行画面

rootユーザーでのスクリプト実行を促されます。

構成スクリプトの実行画面

ターミナルを起動し、rootユーザーになって、指示されたスクリプトを実行します。

su -
Password: [rootのパスワードを入力]
/opt/oracle/oraInventory/orainstRoot.sh
    :
/opt/oracle/app/product/11.2.0/dbhome_1/root.sh
    :
Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]:
[Enter]を入力
    :

実行後、画面の「OK」ボタンをクリックします。

   インストールの終了画面
   これで、Oracle Database 11gのインストールが終了です。
   インストールの終了画面

root.shスクリプトのバックアップ(user : root)

cd /opt/oracle/app/product/11.2.0/dbhome_1
cp -p root.sh root.sh.bak

/.bash_profileの修正(user : oracle)

末尾に以下を追加します。

export ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/11.2.0/dbhome_1
export PATH=$PATH:$ORACLE_HOME/bin

現在のターミナルでもこの設定を有効にします。

 . ~/.bash_profile

Oracle Net Configuration Assistantの起動(user : oracle)

netca
   ようこそ画面
   「リスナー構成」を選択します。
   ようこそ画面
   リスナー構成 - リスナー画面
   「追加」を選択します。
   リスナー構成 - リスナー画面
   リスナー構成 - リスナー名画面
   リスナー名を指定します。通常はデフォルトの「LISTENER」でOKです。
   リスナー構成 - リスナー名画面
   リスナー構成 - プロトコルの選択画面
   リスナーが接続を受け付けるプロトコルを選択します。通常はデフォルトのままでOKです。
   リスナー構成 - プロトコルの選択画面
   リスナー構成 - TCP/IPプロトコル画面
   リスナーが使用するTCP/IPポート番号を指定します。通常はデフォルトのままでOKです。
   リスナー構成 - TCP/IPプロトコル画面
   リスナー構成 - リスナーを追加しますか画面
   「いいえ」を選択します。
   リスナー構成 - リスナーを追加しますか画面
   リスナー構成 - リスナーの構成が完了画面
   リスナー構成 - リスナーの構成が完了画面
   ようこそ画面に戻るので、「完了」します。
   ようこそ画面

Database Configuration Assistantの起動(user : oracle)

dbca
   ようこそ画面
   ようこそ画面
   ステップ1/15 : 操作画面
   「データベースの作成」を選択します。 ステップ1/15 : 操作画面
   ステップ2/15 : データベース・テンプレート画面
   「カスタム・データベース」を選択します。 ステップ2/15 : データベース・テンプレート画面
   ステップ3/15 : データベース識別情報画面
   「グローバル・データベース名」「SID」を決定します。
   ステップ3/15 : データベース識別情報画面
   ステップ4/15 : 管理オプション画面
   「Enterprise Managerの構成」を選択します。
   ステップ4/15 : 管理オプション画面
   ステップ5/15 : データベース資格証明画面
   パスワードを適切に設定します。
   ステップ5/15 : データベース資格証明画面
   ステップ6/15 : 記憶域オプション画面
   今回は「ファイルシステム」を選択します。
   ステップ6/15 : 記憶域オプション画面
   ステップ7/15 : データベース・ファイルの位置画面
   今回は「テンプレートのデータベース・ファイル位置を使用」を選択します。
   ステップ7/15 : データベース・ファイルの位置画面
   ステップ8/15 : リカバリ構成画面
   今回はデフォルトのままにします。
   ステップ8/15 : リカバリ構成画面
   ステップ9/15 : データベース・コンテンツ画面
   今回は「Enterprise Managerリポジトリ」だけを選択します。
   ステップ9/15 : データベース・コンテンツ画面
   ステップ10/14 : 初期化パラメータ画面
   今回はデフォルトのままにします。
   ステップ10/14 : 初期化パラメータ画面
   ステップ11/14 : セキュリティ設定画面
   今回はデフォルトのままにします。
   ステップ11/14 : セキュリティ設定画面
   ステップ12/14 : 自動メンテナンス・タスク画面
   今回はデフォルトのままにします。
   ステップ12/14 : 自動メンテナンス・タスク画面
   ステップ13/14 : データベース記憶域画面
   今回はデフォルトのままにします。
   ステップ13/14 : データベース記憶域画面
   ステップ14/14 : 作成オプション画面
   「データベースの作成」を選択します。
   スクリプトを保存しておきたい場合は、「データベース作成スクリプトの生成」も選択します。
   ステップ14/14 : 作成オプション画面
   確認画面
   作成されるデータベースの情報を確認します。
   確認画面
   データベースの作成が開始されます。時間がかかりますが、ガマンして待ちましょう。
   データベース作成中画面
   データベースの作成が完了しました。
   この画面の情報を控えておくことをお奨めします。
   必要に応じて、パスワードの変更などを行ってください。
   データベース作成完了画面
   これでデータベースの作成は完了です。

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